謙虚さがなくても大成したのはジャコ・パストリアスだけだ - John Scofield

ジョン・スコフィールドが下のインタビューでプロ志望のプレイヤーに対して、ミュージシャン同士のネットワーキングが大切であると伝えているのですが、続いて次のようにアドバイスしています(8:22-)。

(人に聴いてもらえるようになるために大事なことは)もうひとつ、チームプレイヤーになる努力をすることだ。グループの一部分となること。君のチョップがどれだけすごいかとか大事じゃないんだ、このバンドを、あるいはこの曲をより良くサウンドさせるために自分に何ができるか、そのほうが大事なんだ。

あとね、攻撃的なアホみたいな奴で成功できるのはとても少ない、それは本当にすごい奴じゃないとダメだ、ジャコ・パストリアスがやって来た時のことを覚えている、彼は、あのな、俺は世界最高のベーシストなんだ、と言ったんだ、こいつ頭大丈夫なのか、と思ったよ、でも残念ながら、いや彼にとっては幸運なことに、ジャコのプレイを聴いたら同意せざるをえなかったよ。でもそれはジャコだけだ…

そんな奴には他に誰一人この世界で会ったことはない、僕が知り合った他の偉大なミュージシャンたちは本当に謙虚な人々だった、僕は思うんだけど、いつでも声がかかったら動けるようでないといけないし、さっきも言ったように良きチームプレイヤーであることが大切だ、僕は少しづつそうなっていったから気付かれないかもしれないけど、何か仕事の電話を受けるだろう、するとワクワクして早目に現場に到着したし、黙って自分のパートを演奏したものさ。

時々、人間性が優れているからといって音楽性が優れているわけではない、という話も耳にします。かなりダメでひどい人間でも最高の音楽をやることがある、とか、その逆の話も聞きます。とはいえ、やはりチームプレイヤーとして活動できる謙虚さがなければ、多くのチャンスを失うことになるのは間違いないでしょう。

たとえどんなに優れた音楽をやれる人でも、傲慢で偉そうな人だったら敬遠されるし、人も離れていくでしょう。みんなまず人間ですから、自分を押し付けるオレオレな感じのイヤな人からは距離を置く。ジャコ・パストリアスの場合は、イヤな人だったのではなく、単に天然の自信過剰だったようですが、まぁ、真似しない方がいいですよね(笑)。

謙虚さがなくても大成したのはジャコ・パストリアスだけだ - John Scofield
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