そのリミックスに愛はあるか

「アルプスの少女ハイジ」を素材にした「家庭教師のトライ」のCMシリーズは、初期はわりと面白く見ていた記憶があるのですが、最近はどうもクオリティが落ちているように感じられて、たとえば下の作品などはあまり好きではありません。とはいえこのCMシリーズは概ね好評らしいので、これが好きという方も多いのでしょう。個人的には、素材への愛がやや不足している印象。意外性より違和感のほうが際立ちます。

下は同じ「ハイジ」の登場人物や設定を素材とした、やや抽象度の高いリミックス作品です。日清カップヌードルのCMですが、軽く調べてみるとこのCMシリーズ、あまり評判良くないですね。でも個人的には元素材への愛が感じられるし、それをベースに新たな世界が構築されているように見えるので、クリエイティブな仕事だと思いました。私は好きです(ただこの前の「魔女の宅急便」はあまり心に届かなかった)。

これはロバート・グラスパーがマイルス・デイヴィスの”Get Up with It”収録”Maiysha”の中のフレーズをメロディに仕立てた、一種のリミックス作品です。原曲はファンクなのかボサノヴァなのかよくわからないムードですが、グラスパーはボサのほうに振っています。

グラスパーのこの作品も世の中的には批判的な意見のほうが目立ちます。素材への愛が勿論感じられて、ユーモアもあってクオリティも高いので私は好きですが、リミックスやマッシュアップ、パロディといったジャンルはどのように受容されるか、結果がなかなか読みにくいものだなぁ、と思いました。

ついでに書くと私が好きな日清カップヌードルは「トムヤムクン」。クオリティ高すぎ。これもまた一種のリミックス的な仕事と言えるのでしょうか。

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