2つのペンタトニック・スケールで弾き分けるジャズ・ブルース

ブルースってホント面白いなぁと思います。12小節という短い形式ながら、その時々の自分の興味関心に応じて様々な実験を試行できる格好の舞台になってくれます。

ブルースは、そのキーのマイナーペンタだけで弾き切ることもできるし(これは絶対にバカにしてはいけない。ジャズ・ジャイアンツによるブルース演奏でほぼマイナーペンタのみというのも珍しくないからです)、9-11小節には2-5-1もある。8小節目ではVI7、hmp↓5的な表現も試せる。2-5の裏コードを試すのにもいい。最後の2小節はターンアラウンドの練習に最適。ディミニッシュの練習だってできる。コルトレーン進行でも遊べる…

と、ブルースは様々な表現の格好の実験場になりうると思うのですが、先日、ギター無窮動で有名な道下和彦先生のブログを拝読していたら、こんな面白い記事に遭遇しました!

これは面白いです! 以前から私も、ブルースの大きい特徴の1つは「明るい・暗い・明るい・暗い…」の連続だと思っていたので、この記事の

簡単に説明すると、
そのキー(調)の中には、
マイナーを連想させるコードと、
メージャーを連想させるコードがあるのです。
M=メージャー
m=マイナー

という部分には膝を打ちました。不思議なことに、私の狭い知識の範囲内ではありますが、ブルースのこの特徴について触れられている解説書を見たことがありません。すごく大事なことだとは思うのですが…

そしてこの「2つのペンタトニック・スケール」でジャズ・ブルースを弾き分ける、というのは、「マイナーペンタ一発」の先に行きたいギタリストにとって格好のテーマではないかと思ったのです。

よく「マイナーペンタ一発」からよりジャズ的な表現を目指すには、ドミナント・モーション(オルタード)、2-5-1、各コードの2-5化、5度上のマイナー系スケール、ディミニッシュ、VI7の導入などをやると良い、と言われることが多いと思うのですが、その1つ前の段階として、この「2つのペンタトニック・スケールでの弾き分け」があっても良いのではないかと思います。

例えばFのブルースだとしたら、FのコードではFメジャーペンタトニック(=Dmペンタトニック)。BbコードではFmペンタ。他のコードでどちらを使うかは、道下氏の上の記事が参考になります。これ、実際にやってみると面白いですよ。ブルース進行のどの部分が明るくて暗いのか、箇所によっては諸説あると思うのですが、道下氏の記事での解説は説得力があります。

ロックギターからジャズの世界に入ってきた方はもちろん、どうもジャズ・ブルースが苦手だなぁ、という方も試してみると発見があると思います。こういうのは何度やっても楽しいし、発見がありますね。





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