エリクサーのキャッチコピーを変奏する

ジャズ系のギタリストにも愛用者が多いエリクサーの弦。巻き弦がコーティングされていて酸化しづらく、弦交換の頻度が少なくて済むのが特徴。プレーン弦はコーティングされていないものの「アンチラスト」という独自処理によってそちらも耐久性が高い、らしい。

耐久性以外に、普通のラウンドワウンドとはちょっと違う音色が好きだという人もいて、セミアコやフルアコに張って伝統的なジャズトーンを出している人もいる。そんなエリクサー弦ですが、箱を開くと、こんな面白いキャッチコピーが書かれています。”PLAY MORE CHANGE LESS”。もっと演奏しなさい、交換は少なくしなさい。

演奏をもっと多く、弦交換はもっと少なく。

弦交換の頻度を減らして、あいた時間でもっと演奏しろ、ということですね。リズムもよくてなかなかいいキャッチコピーだなと思いました。そして眺めていたら、改造したくなってきました。

THINK LESS PLAY MORE

より少なく考え、より多く演奏する。思考を減らし、プレイを増やす。悩まずに弾く。型にとらわれずに弾く。ブルース・リーが言いそうな言葉です。

PLAY LESS THINK MORE

より少なくプレイし、より多く考える。上の逆バージョン。演奏を減らし、思考を増やす。えっ、そんなのダメじゃないか、と思われる方もいるかもしれません。が、私の場合、周期的にこれが大事な時期が訪れます。いわゆる「楽器を置いて考える」時期。たくさん弾いて、たくさん練習して何か行き詰まったら、ギターに触らず、頭の中で指板をイメージする。

あるいは楽器のことを考えずとにかく音源を聴いて、プレイヤーの発想を分析してみる。「ここはまだソロの序盤だから、高い音域は我慢しているな。いま下降した音程、短3度かな、長3度かな? 一瞬で2オクターブ上がった、次はクロマティックで細かい動き、このコントラストかっこいいな、そしてハイEで爆発! うひょー!」等々。

PLAY LESS LISTEN MORE

上のバリエーション。これはセッションなど共演者がいる時、自分が何を弾くかということから、いま周りは何をどんなふうに弾いているんだろうということにフォーカスをシフトするイメージ。無理に弾かない。何かを弾くとしたら、何かを聴いた結果として弾く。あるいは、自分の頭の中の音をもっと聴く。その結果として弾く。マイルスってこういうアティテュードだったんじゃないのかな。

最後に私が使っているエリクサー弦について。基本的にNANOWEB Medium .011-.049を使うことが多いです。ギブソンスケールのネックだとこの太さとテンションが好き。フェンダーネックのギターではNANOWEB Light .010-.046を使っていましたが、最近こちらでもミディアムを使うようになりました。

あと、1本でPOLYWEBを使っています。POLYWEBについては下の記事で書いたので未読の方は是非。

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あまり褒められたことではないのですが、すっかり弦を交換しなくなりました。メインギターの弦に至っては、たぶん1年くらい換えていません。昔は2週...

む、ちょっと待って…左側に人の気配を感じる…マイルスだ!

Talk less, play more…
お喋りは、そのくらいにしておけ…

よし、弾くか。





エリクサーのキャッチコピーを変奏する
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